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喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー 3日目

3日目はいよいよ旅行の山場、芭蕉糸作り体験です。芭蕉には、糸芭蕉、実芭蕉(バナナ)、花を見るための花芭蕉がありますが、糸を採るのは糸芭蕉(写真)。糸芭蕉

まずは芭蕉布会館で、準備をします。芭蕉の汁は柿渋のようにつくととれないので、ビニールのエプロンにゴム手袋がいります。あとは皮をはぐための刀。畑の私

大きな畑に行くと、糸をとるのにちょうどいい芭蕉がすでに刈られておいてありました。見本を見ながら説明を受けます。
4種類のうー
芭蕉は木というより草で、タマネギのように皮が重なっています。外側から内側へいくほど柔らかく、白くなり、4種類に分けて使っていました。
一番外側が「ウワーハー」。テーブルセンターなどに使います。二番目が「ナハウー」、ネクタイや帯に。三番目が「ナハグー」、着物用。一番内側が「キヤギ」、染織用に。「ナハグー」は少ししか採れなくて貴重なので(なにせ芭蕉は使える大きさに育つまで三年かかってます)今回私たち素人は「ウワーハー」と「ナハウー」を採りました。

ウー倒し
皮をむいて、刀を差し込んで糸に使う部分をはいでいきます。冬の芭蕉は水分をたくさん含み、刀を差し込むと汁が飛び出します。その感覚が気持ち良く、今でも忘れられません。皮も折り曲げないようにはぐのが難しかったですが、気持ちよく割けるので快感でした。最初に割け目を入れるのがコツのようで、講師の方が割いてくれた芭蕉はうまくむけました。

とった皮はこれまた皮でしばり、私たちがごはんを食べている間に灰汁で煮てもらいました。(皮がちょうどよく柔らかくなる灰汁の濃度がまた難しいらしいです。)

ごはんを早く食べたら、平良美恵子さんが大宜味村の七滝に散歩に連れて行ってくれました。大宜味村内には「美人多し。注意」の看板。よくみると小さく「老いた(美人)」の文字があるんですけどね(笑)大宜味村は長寿の村で有名で、93歳の敏子さんはまだお年寄りの入り口らしいです。
美人多し

午後は皮の不純物を取り除く「苧(うー)剥ぎ」と、繊維を割いてつなぐ「苧(うー)績み」です。
うーはぎ

うー剥ぎは「エービ」という竹の道具で繊維をしごき、不純物を取り除きますが、これがコツをつかむまで難しく、先生のような真っ白になりません。持ち方で力の入り方が違うようで、持ち方を直してもらったら少しうまくなりました。「エービ」は地域によって違います。竹富島では刃物、宮古ではアワビのようなミミガイの殻を使うそうです。

うー績みは、不純物を取って乾かした繊維を細く割き、機(はた)結びでつなぎます。竹富島で体験したときは片方の繊維を割ってもう片方をはさみ、縒りをかける方法だったので、なかなかうまくできませんでしたが、結ぶのはまだやりやすかったです。細い糸ができる人は名人と言われます。経験を積まないと難しいのですが、そういう人はもうお年寄りしかいないので、どんどん減っています。

話でやり方を聞くと、「着物を織るためにどれだけたくさんの糸を作らないといけないのか」と気が遠くなりますが、やってみると意外に楽しく、「誰かとおしゃべりしながらやれば、一日中できるかも。」と思いました。そんな日常も楽しそうです。
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現在機織りと自然ガイドを勉強中。自然、手仕事、コミュニケーションを軸に田舎暮らしをし、日本の心を学び、伝えていくのが夢です。

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